現在81歳にして驚異的なハイペースで意欲作を撮り続けている巨匠、クリント・イーストウッド監督の最新作"J. Edgar"を公開初日で観てきました。
個人的に観賞前のこの作品のイメージはスコセージが撮った"The Aviator"(2004)と、デニーロが撮った"The Good Shepherd"(2006)と被り、私としては二本とも今ひとつピンと来なかったのでイーストウッド師匠以外の監督が撮ったものならDVDリリースまで待ったことでしょう。
しかし、マジでハズレのない打率十割バッター、クリント・イーストウッドが撮った映画なら劇場に足を運ぶ価値はあるし、個人的にここ数作、作品に恵まれていないように思えるディカプリオがイーストウッド作品で起死回生を見せることも期待してTOHO CINEMASに行ってきました。
J. EdgarというのはFBI初代長官として名高いJohn Edgar Hooverのことで、この人は1924年に29歳の若さでFBI長官に任命されて以来、1972年に77歳で亡くなるまでの48年の長きに渡って現役トップとしてFBIを率い、総勢8名もの大統領に仕えた「アメリカの歴史の裏表を誰よりも知っている男」なのです。
私個人としてはディカプリオが"The Aviator"で演じた大富豪ハワード・ヒューズよりも更に映画のモデルとして興味深い人物です。
この映画は何を書いてもネタバレになってしまうのですが、進行とともにスピード感と反比例して重厚さが増していきます。
「クリント・イーストウッド色」とでも呼ばれるべき重厚な絵は圧巻です。
私はディカプリオが演じるエドガー・フーヴァーだけでなしに物語に登場する歴史上の大物達を例えば、ジョン・デリンジャーは"Public Enemies"(2009)でジョニー・デップが演じたなあとか、アル・カポネは"The Untouchables"(1987)でロバート・デニーロが演じたよなあとか、リチャード・ニクソンは"Nixon"(1995)でアンソニー・ホプキンスが演じたよなあとか考えながら楽しみました。
ちなみにディカプリオは今年公開の"The Rise of Theodore Roosevelt"で元米国大統領のルーズベルトを演じるそうです。

のっけに銀幕に登場した爺さんのJohn Edgar Hooverをてっきりジョン・ボイドだとオモコしちゃって、「おお!レオちゃんだったの〜!」って認識できるまで時間がかかりました。(笑)
自分のブログにも書こうと思いましたが、やばいこと突っ込んじゃいそうだったのでやめときました。
投稿情報: M | 2012/01/29 19:18
ワタクシ、リチャード・ニクソン登場の際に「うわっ、そっくりだな」と呟いてしまいました。
師匠が絶賛していた"Biutiful"が日本でDVDリリースになったようなので出来るだけ早く観たいと思います。
投稿情報: たしん | 2012/01/29 19:27
物語に登場する歴史上の大物達の演技って観点からは、SDのマック先生も絶賛してた"The Iron Lady"(邦題:マーガレット・サッチャー 鉄の女)のメリル・ストリープに脱毛ぉ〜!!
投稿情報: M | 2012/01/29 22:12
予告編を見ただけでも相当、凄いことになってんなってことを感じますもんね。
投稿情報: たしん | 2012/01/29 23:40