今年、DREAMが華々しく放つ予定だった初代ライトヘビー級王者を認定するライトヘビー級グランプリは、まあ色々とあった末に、あまり豪華とは言えない4人掛けトーナメントになり、一回戦二試合が先週土曜日のDREAM15で行われた訳ですが、問題アリアリだったのが本命、ゲガール・ムサシに秒殺されたJake O'Brien。
この人は元々はヘビー級でやってた選手で、一年半前にライトヘビーに階級を下げたデビュー戦を私はラスベガスで観ています。
今回はDREAM側が開催前のバタバタでムサシの対戦相手をなかなか見つけられず、やっと合意に至ったのがオブライエンだったということなんでしょうが、当日、リングインした時のオブライエンは私が今まで見た中で一番、締まりのない身体でした。
DREAMのホームページにおける前日計量のリポートによると、オブライエンを除く13選手が一発パス。
笹原イベント・プロデューサーの談では「1キロ・オーバーなので再計量で問題ないでしょう」とのことでした。
しかし、ムサシとて減量と「戻し」がある筈なのに、ムサシと対峙したオブライエンの姿は「いくらリカバリーしたとはいえ、これが本当に昨日、93キロでパスしたヤツの身体だろうか?」と首を傾げざるを得ない状態でした。
そして、試合前のコールは何と何と!
「191センチ、96キロ、Jake O'Brien!」
はあ?
DREAMは前日計量時の数字でなしに当日の戻した体重を発表するようになったのだろうか?と私は本気で思いました。
しかし、両者のコールの後で、「ジェイク・オブライエン選手は規定の体重に落とすことが出来なかったため・・・」とアナウンスされ、私は多くのハードコアなファン同様、「だって昨日、あと1キロだったのに何で3キロもオーバーなのよ」と即座に思い、「一体、何がどうなってんだか誰か説明してくれ!」状態となりました。
大会終了後に打ち上げの宴席を共にした名古屋のケーシーさんの話しでは格闘技ブログ仲間で「どうもオブライエンの前日体重オーバーは実は1キロじゃなくて10キロだったらしい」と書いた人がいたそうで、普通なら私は「そりゃ、ガセだろう」と信じないところですが、状況を考えれば充分にあり得る話しであると納得してしまいました。
Sherdogは226 poundsだったと書いているし、どうも本当らしい。
3キロと言ったら7パウンド近いオーバーです。普通じゃ考えられません。
MMAlinkerのFightWikiでは、この試合のnoteに"O'Brien came in well overweight"と書かれています。
Five Ounces of Painも、"grossly overweight"と書いており、どちらも滅茶苦茶、珍しい表現です(笑)。
YahooSportsも"O'Brien came into the fight nearly 20 pounds overweight"と書いています。
とにかく、笹原EPの説明が真っ赤な嘘だったことは間違いないらしい(笑)。
大体、オフィシャルな計量で体重を計ってるのが島田裕二というのが私としては正直、軽く引っかかります。
この体重オーバーに対するペナルティーはギャラの10%を対戦相手のゲガール・ムサシに支払うことと、試合開始の時点でのイエローカード一枚ですが、イエローカードというのは減点でもないし、はっきり言って全く意味のない「ジャパニーズMMAの贅肉」みたいなものです。
他の試合でイエローカードが出て、息子に「お父さん、これ何?」お訊かれた時も、「全く意味のないカッコだけのルールだ」と答えました。
そして、オブライエンの"forfeited 10 percent of his purse to Mousasi"というのは甘過ぎます。
アメリカなら25%が常識。StrikeForceで3試合の経験があるムサシがよく10%で了承したものだと思います。
私は"Take fifty!"と数回、叫びました(笑)。
試合結果はオブライエンがタックルに行ったところをムサシががぶり、フロントチョークで捕獲して僅か31秒の秒殺。
オブライエンにとって初めての日本での試合は、ちょっとやそっとじゃ消えないトラウマとなったことでしょう。
私が試合会場で、"Don't you ever come back, man!"と叫んだのは多分、初めてです(笑)。

以前(確か去年の大阪大会)試合前日まで行方不明になってて前日に「俺明日試合すんの?」って聞いてきた人もいましたし外国の選手ってみんなそうなんでしょうか??
投稿情報: フェイ | 2010/07/15 03:07
大阪大会の前日に行方不明だった外国人選手がフェイさんに「俺、明日、試合すんの?」って訊いたんですか?
それがどういう流れかは分かりませんが、外国人選手がどうのこうのの話しじゃありません。日本の大会運営がアメリカのメジャーに比べるとズサンだということでしょう。
試合数日前に参加選手を探してる状況自体がいい加減で、ある意味、総合がプロレスから始まった日本と、総合がボクシングを専門としたアスレチック・コミッションに管理されているアメリカの違いも大きいと思います。
投稿情報: たしん | 2010/07/15 05:23
本当に、あの試合は
PRIDE時代の、「・・・を認めた為!!」の
フレーズを言いたかったの??
って感じに思いました~~~
前日に10kgで、当日までに7kg落としたんだったら
本当に、ふらふらで試合どころでは
なかったのでは、と思います~~
投稿情報: ケーシー | 2010/07/15 05:30
あー、なるほど、なるほど(笑)!
確かに、確かに。
あれもジャパニーズMMAの特徴でしたね。
投稿情報: たしん | 2010/07/15 14:59
すいませんでした。言葉が足りませんでしたね。あの時は大会の数日前から公式サイトのほうで「出場選手の一人と数週間前から連絡がつかなくなってしまっている」と言う事で笹原さんを始め皆さん「何かあったのでは?」と心配されていたのですが、結局試合当日に佐伯さんからそういった発表がなされたという状態でしたので、少なくともあの時に関しては管理側の責任はほとんど無いと思います。
まあだからと言って今の状況がいい状態とは私も思いませんが…。
投稿情報: フェイ | 2010/07/16 03:21
それ、パウロ・フィリオでしたっけ?
昔、マット・セラなんかはパンクラスのメインをすっぽかしましたからね、ヘンゾも連絡がつかない状況で。
あれ以来、セラを応援したことは一度もありません。ジョルジュ・サンピエールがヒューストンでTKO負けを喫した時はマジで悔しかったです。
投稿情報: たしん | 2010/07/16 05:42
こんばんは。やっと書きこむことができました('-'*)
いや~ひどい話ですね。ジェイク・オブライエンが減量が厳しくてリコ・ロドリゲスが超減量して出るかもなんて無茶な話も聞きました(笑)あの試合が中止なら6試合でムサシまで欠場になりかねなかっただけにない知恵絞って出た答えがあれだったんでしょうね・・・(汗)
DREAMはちょっと怪しいですね。以前ムサシ参戦発表してからケガで出れなくなったときも怪しかったです。SF契約決まってヒョードルと公開スパーした直後怪我で欠場発表ですもの。今回のアリスター欠場も理由を言えず。。。お金がないと思うしかないですものね。別にアルロフスキーじゃなくてもいいから早くカード確定してほしかったです。
ジャカレイが来なくなったのはファイトマネーを支払ってないという噂だし毎回カード発表でゴタゴタになるし。ホント困ります。
先日カキコしようと思ったときは投稿ボタンが薄くなってましてクリックできず。実は今日もそうなったのですが突如出現で書けました(笑)
投稿情報: 鉢形の爆弾小僧 | 2010/07/16 06:39
鉢形の爆弾小僧さん、枠内に何か書き込んだ後でも投稿ボタンがグレーになりますか?
空だとグレーですが。
オブライエンの代打でリコ・ロドリゲスにオファーが行ったあたりはアメリカのSHERDOGにゴタゴタの最中のロドリゲスとの独占電話インタビューが掲載されており、なかなかに笑える内容です。この項の後半で書きます。
ちなみにロドリゲスはアリスターとの試合がキャンセルになっても試合のギャラは全額、受け取る契約でDREAMとサインしており、実際に全額、受け取ったとインタビューで答えています。
投稿情報: たしん | 2010/07/16 07:06
前回何故かけなかったのかわかりました!
書き込みをしてから名前とメルアドを入れようとしたからでしょうね。その時点ではボタンがグレーだったので「あれ?」って思ってツイッターのログインしなきゃいけないのかなと。
コピーやら切り取りやらしてるうちに自分の書き込みまで消してしまいまして・・・(笑)今はすでに記憶されてるので名前出てます。
HN入れた時点で書き込み更にしてればよかったんでしょうね。ロドリゲスに関してはもったいないとしか言いようがないです。急遽対戦できる日本人もいないっていうのも悲しいです。
投稿情報: 鉢形の爆弾小僧 | 2010/07/16 11:12
問題ないようであれば、ちょくちょく書き込んで下さい。
ロドリゲスに「空ギャラ」払ったのはもったいないですが、もしオブライエンの代打で出てたら更にエクストラが生じたんですよ(笑)。
というよりも私はあの大会にアリスターを出す必然性を最初から感じていなかったので、結果的に大きな損出を出したほどにアリスター出場に拘った理由が分かりません。
投稿情報: たしん | 2010/07/16 15:07