松たか子主演のR-15指定作品、「告白」を観てきました。
最愛の4歳の娘を亡くした中学教師、松たか子が3学期の終業式の日に受け持ちの一年生のクラスのホームルームで「私の子は、このクラスの生徒に殺されたんです」と告白し、計5人の関係者の告白で構成される、少年犯罪という言葉の響きが珍しくなくなってしまった時代の物語です。
決して観ていて楽しい映画ではないだろうと予想はしていましたが、予想以上のキツさでした。
Adrian Lyneが撮った、Woody Harrelson, Demi Moore, Robert Redford主演の"Indecent Proposal"(1993)を観た時、「こんなの、わざわざ作って人に見せる必要があるだろうか?」と強く思いましたが、今作「告白」は結局のところ、制作し公開する意味はあるのだと思います。
そしてそれは、Oliver Stoneが撮った"Salvador"(1986)や、阪本順治監督の「闇の子供たち」(2008)と同じ種類の存在理由だと思います。
「告白」は三週間ちょっと前の公開以来、最初の16日間で観客動員100万人を突破するブロックバスターとなり、原作の小説も大ヒット作品ですが、ストーリー自体よりも、こういったキツい話しが創作され発表される土壌に対して私は恐さを感じます。
その土壌は決して日本だけのものではなく、ハリウッドの制作会社が既に3社もリメイクのオファーを提出しているというアメリカも同様です。

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