「60億分の1」エメリヤーエンコ・ヒョードルの政界進出が現実味を帯びてきています。
ヒョードルの試合を観戦する姿などは思いっきりロシアン・マフィアに見える元KGBの柔道家、並びにサンビスト(ロシアの格闘技、サンボの選手)、ウラジミール・プーチンとヒョードルの親交は深く、立候補が予定されている党の党内予備選挙通過の可能性はかなり高いそうです。
ヒョードルの場合、最強の格闘家としての名前があったればこその政界進出なので、間近に迫った6月26日のファブリシオ・ヴェウドゥム戦は絶対に落とせません。
よって、ヴェウドゥム戦への調整に専念して同時期に行われる党内予備選の準備は全くしていないそうです。
遠くない過去にはミルコ・クロコップがクロアチアの国会議員となり、政治活動と主演映画の撮影で、練習はおろか睡眠時間もろくにとれない生活の後にPRIDE無差別級グランプリ一回戦で、なすべくしてケビン・ランデルマンにKO負けを喫したことがあります。
小泉首相にPRIDEのオープン・フィンガー・グローブをプレゼントしたりしていたクロコップと違い、ヒョードルは政界進出とともに現役引退の可能性が濃厚であると伝えられています。
私は絶対、反対。
格闘技を第一に考えれば?とか、引退してからやれば?とか、そういう問題じゃなくて、ヒョードルは政治家には向いてないでしょう。
政治家って人前で喋る職業ですよ?
判断力、決断力、行動力とカリスマ性を持って大勢の生身の人間とメディアの向こうの不特定超多数の人間に語りかけて納得させるのが仕事でしょ?
ここ10年間、格闘技を観てきている人間の中で、ヒョードルのマイクアピールで、ただの一度でも盛り上がったヤツって、いる(笑)?
良く言えば「ソフト」で「落ち着いた」、悪く言えば(というよりも普通に考えれば)「ボソボソと覇気のない」、「メリハリのない」、「面白みのない」、「起承転結のない」、「いい意味でも悪い意味でも驚きのない」、etc、、、のマイクアピールしかしたことのないヒョードルが政治家に向いてる訳がないじゃない(笑)!
言ってみれば、ヒョードルの喋り方というのは蛭子能収の声のボリュームを落として笑える要素を排除したカンジじゃないですか。
ぜってえ、向いてねえよ(笑)。
あるいはロシア語をフリークエントに理解する人の耳には面白い話しが聞こえているのだろうか?
政界でヒョードルに向いてるポストは、暖簾に腕押しの返事を抑揚のないボソボソ声で繰り返し、調子に乗って威張り出した相手を氷の瞳で黙らせ凍りつかせる「苦情処理係」でしょ。

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