日本に比べ、アメリカでは、水道、電気、ガス、電話、インターネット、車、保険、建築、ありとあらゆるジャンルの修理/修繕を必要とするトラブルの解決に甚大な時間を要します。
何か不具合が生じた時に修理の人を電話で呼んだとしてもアポイントを取った日に来ないのはザラで、推定の期間内に修理が終わることも稀です。
私個人で言うと、「10日から2週間」と言われて「ひと月弱と考えとけばいいか」と思ったプロジェクトが2ヶ月半以上かかったのが最高でしょうか(笑)。
まあ、長く住んでいると「もっと、いい加減な国もいっぱい、あることだろう、暖かいトコとか」と思って自らを慰めるようになります(笑)。
この手のアメリカのサービスのフットワークの重さに対する「とにかく、すぐに何とかしてくれ」的イライラで一番、印象に残っているのは2008年7月5日、当時のUFCライトヘビー級王者、Quinton Rampage JacksonにForrest Griffinが挑戦した"UFC 86: Jackson vs. Griffin"の時の衛生放送局、dish networkです。
この試合は私がリアリティー・ショー、TUF(The Ultimate Fighter)を毎週、欠かさず見るようになった最初のシーズン7、Team Rampage vs. Team Forrestの放送終了後のコーチ対決で、前王者、チャック・リデルを秒殺KOで葬ったチャンピオン、ランペイジ対、PRIDEからの最強の外敵、ショーグンをバックマウントからの裸絞めで切って獲ったフォレストの大一番です。
イベントとしてはメイン一本で成立している、セミ以下のカードが弱い興行だったのですが私は滅茶苦茶、楽しみにしていました。
そして、前日の金曜日、PPVを申し込んだ後に土砂降りの雨が降り、シグナルが消えて何も映らなくなりました(笑)。
確か、やっと復旧したのが次の週の水曜日ぐらいだったと思います。
その間、ありとあらゆる手を使ってランペイジ対フォレストを観ようとしたのですが全て空振り。結局、フレッシュに観ることは出来ず、UFCホームページのフォレストの笑顔の大写真、"Who's the underdog now, huh!?"を直撃してしまい、「俺が何か、やったかよ!?」と怒りに震えました。
結果を知ってしまったからにはPPVの45ドルは払いたくないので徹底的にゴネてrefund(払い戻し)を申し立てましたが、最終的にやっとrefundを勝ち取るまで3ヶ月ぐらい、かかったと思います。
あの時は、雨の殆ど降らないサンディエゴでdish networkを視聴しているパスターマックが本気で羨ましくなりました(笑)。
と、ここまでの過去の苦い経験を何故、突然、思い出して書き連ねるに至ったかというと、DVDプレイヤーがイカレて修理に出していた我がiMacが予定の一週間より随分、早く返ってきたからです。
アップル・サポートセンターのスーパーバイザーとの電話のやりとりで、騙し騙し使っていたDVDプレーヤーを抜本的に修理する必要あり、ということになったのが5月1日の土曜日の昼間で、「明日日曜の18時から21時の間にクロネコヤマトさんが伺って引き取りますので付属品は一切、預けないでください。本体だけ渡してください」と言われ、クロネコヤマトさんがモノモノしいエアクッション付き専用ボックスを持って現れたのが日曜18:40。
推定で一週間ほどでお返しできると思いますが、もっと早くなるかもしれません、と言われていました。
そして戻ってきたのが本日水曜の昼前。丸三日、経ってない・・・。
アメリカに22年間、住んでいた私としては「え!?・・・」と固まってしまう短期間です。
Product Repair Summaryによると、CD、DVD、DVD+R等の光学ディスクの読み込みや書き込みを行う装置の総称、オプティカル・ドライブ、のスーパードライブをそっくり載せ替えたとのこと。
なんか物凄いオーバーホールの大手術に聞こえるのですが(笑)、丸三日かからず、買って一年、経ってないのでタダ。
はっきり言って、アメリカだったら、ビル・ゲイツのマブダチでもない限り望めないハイエスト・クオリティーな対応です(笑)。
しかも! ここが一番、凄いところなんだけど、5月1日から今日5日まで日本ではゴールデン・ウィークで全部、休日、5連休なのです!
Apple社とはいえ、これがもしアメリカだったら、もしかしたら5/1が土曜日で電話が通じず、やっと機械でなく生きてる人間と喋れるようになるのが連休明けの5/6木曜、そしてピックアップに来てもらえるのが5/10月曜、修理完了で返ってくる予定が一週間後の5/17月曜、しかし実際に返ってくるのは今月の終わりで、しかも幾ばくかのhidden chargeを請求される可能性もあるでしょう。
ここまで迅速にコトを運ばれてしまうと
「別にそこまで働かなくてもいいのですよ。一週間と言われたからには9日まで待つつもりでしたから、その間、私のコンピューターは放っぽらかしといて、お子さん達を遊びに連れてってあげればよかったのに」
とすら思います。
だって、誰がどう考えても、ナショナル・ホリデーの5連休中に、生き死にに関わる訳ではない自分のコンピューター如きのせいで関係各位を働かしてしまったとなれば恐縮するでしょう。
と同時に、これだけ勤勉な日本人が不景気なんぞにいつまでもやられたままでおるかい!と強く思ったね、俺は。

たしん
久しぶりに「ただごとではない話」を聞きました(笑)。このような話が、おとぎの国の話と思えてくる在米生活延べ17年の人間です。
わしも「それは後でいいから、休んでください、遊んでくさい!」と恐縮しちゃうね。
投稿情報: マック | 2010/05/05 09:03
な!
インド放浪中の「道を知らなくても必ず教えてくれるインド人」の律儀でいい加減なインド人気質なんかも思い出したよ(笑)。
ちなみに土砂降りでdishが映らなくなったのって三回ぐらい、あっからね。
南カリフォルニアじゃ考えらんねえべな。
投稿情報: たしん | 2010/05/05 14:33