私はクリームソーダが大好きです。
明日、世界が終わるか自分が死ぬという状況での最後の晩餐で何を食べるかと訊かれればカツカレー、ワンドリンク付けてもらえるならクリームソーダです。
普段はビール以外の炭酸飲料は全く口にせず、果汁100%のジュース以外の甘い飲み物を飲むこともまずないのですが、ごくたまに「今日は良し」という、カロリー消費量や自分への褒美の要素を吟味しての判断でクリームソーダをオーダーします。
恐らく傍から見れば満面笑顔でしょう(笑)。
クリームソーダというのは当然ながらメロン・コンクを炭酸水で割ったメロンソーダにバニラアイスを浮かべてチェリーを添えたものです。
しかし、最近は見ませんがチェリーコンクで作った「赤いクリームソーダ」というものもあり、あれは実にけしからんシロモノです。
クリームソーダというのは、美味しさもさることながら緑と白と赤のヴィジュアルの魅力というのも重要で、ソーダの部分が赤では美しさが成り立ちません。
ちなみにブルースカイ・コンクで作る青いヤツはクリームソーダではなく、大抵、ブルースカイ・フロートないしはブルーハワイ・フロートと呼ばれます。
私はかなりの景山民夫ファンで、小説もエッセイも相当数、読んだのですが、「トラブルバスター」という短編シリーズの主役、宇賀神邦彦に大いなるシンパシーを感じます。
これはハードボイルド・コメディーという塩梅のシリーズで、主役・宇賀神はガラが悪く図体がデカくてプロレス・ファンの中年という、どこかで聞いたようなキャラクターです(笑)。
時代的には新生UWFの武道館大会のチケットにつられて仕事を引き受ける、という80年代の最後の頃。
この宇賀神邦彦は私の記憶では身長183センチの体重84キロで数字としては現在の私より数キロ重いだけで、ほぼ同体型です。
この中年が大のクリームソーダ好きで(笑)、エピソードごとに必ずクリームソーダをオーダーします。
もう、いつでもどこでも必ずクリームソーダ。
そしてオーダーの際に毎回、必ず店員さんに告げる台詞というのがあって、それは、
「シロップは緑色のヤツにしてくれ。赤いシロップのクリームソーダは女子供の飲むもんだ」。
嗚呼、なんてファンタスティックな台詞(笑)!
私も一度、言ってみたい(笑)。
アメリカにはクリームソーダはないので、日本を舞台にした作品でもない限り洋画にクリームソーダが出現することはありません。
邦画の中で一番、美味しそうなクリームソーダが出てくるのは「ラッシュライフ」という映画。
この映画がおもしろいかどうかは置いといて、作中、昭和の色濃い喫茶店で「いつもので、よろしいですか」と常連客・堺雅人に運ばれるクリームソーダが実にgreat lookingです(笑)。
まず、緑が濃い。そして、ここが非常に重要なところなのですが、バニラアイスが日本の一般的セコ小さいスクープよりも一回り大きいのです。
あれなら私でも宇賀神邦彦でも満足です(笑)。
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