渡瀬恒彦主演の「親分はイエス様」という映画があります。
私は観たことがありません。もう何年も機会あらば探しているのですが全く見つかりません。「実録編」というドキュメンタリーは見つかるのですが劇場公開版がどこにもないのです。
誰か見つけたら、ぜひ、ご一報ください。
これは実話を元にした映画で、一般的なジャンル分けだとヤクザ映画ということになるでしょう。
千葉が誇るマスキュラー・パスター、オーハさんにコメントをいただいたところでは色々な筋から様々な思惑の横槍が入り脚本の書き直しが何度もあったようです。
「事実は小説より奇なり」と言いますが、この世には、金と暴力と女(いろ)と覚醒剤にどっぷりと浸かっていたヤクザで、キリスト教信仰を持ち、足を洗い、洗礼を受け、険しい修錬の時を経て牧師になった、という人が実在します。
この人がモデルなのですが、実際は「この人達」です。
全国規模の超メジャーな組織の要職にいた人から、メジャーな組織の傘下でシノいでいた人達まで様々ですが、とにかく元ヤクザが天上の神の恵みに触れ足を洗い、洗礼を受けた、という例が数多く実在し、牧師にまでなった人も何人もいます。
そういった皆さん方一人一人全員がモデルであると言えます。
彼らのキャッチー極まりないコンセプトが、(今の我々の)「親分はイエス様」ということです。
また彼らは「刺青クリスチャン」とも呼ばれています。
そして、これらのならず者達と相対して臆することなく、
「お前らが過去に何をしようと神様はお前らを愛しているんだ」
「教会はお前らみたいに罪深い人間こそ行くべきところなんだ」
「お前らが犯した罪はジーザスが流した血によって許されたんだ」
と叱咤激励し続け、信仰の道に導いてきた、言ってみれば彼らのキャプテンのような存在がアーサー・ホーランド牧師です。
アーサー/Arthur Hollandsはアメリカ海兵隊員を父に、大阪は西成のコテコテの浪速娘を母に生まれた、現在59歳の型破りの牧師です。
アーサーの自伝を読むと、よっぽど武闘派の若いヤクザでもここまで喧嘩しねえだろう、というほど若い頃は暴れまくっており、格闘技の実績でも柔道で全米三位、サンボで全米優勝/パンナム銀メダルの強者です。
日本での高校生活は柔道で引っ張られての、柔道と男だけの寮生活withちょくちょく喧嘩の日々。父親の指令でモンモンを見せびらかしてたヤクザを二人、シバキまわしたこともある無頼な凄玉です。
私は二冊だけですがアーサーの本を読んでおり、特に『不良牧師!「アーサー・ホーランド」という生き方』は、元国語教師の母にもらった本の中で一番、好きな一冊です。
従来の「キリストを述べ伝える」というアプローチとは大きく違うアーサーの伝道の歴史はネタに満ちているのですが、キリがないので控えます。
重要なのは彼は無理して奇抜なことはやっていないということ。ぶっちゃけて言えば天然で、それが受け入れられている訳です。
そして私は、ファンという言い方はちょいと当てはまらないと思うのですが、物凄く魅力を感じる訳です。
前項で書いた通り、1月30日のKing Of The Cage沖縄大会招待の話しを頂いた時、KOTC初の海外興行のビッグマッチのVIPシートというだけでなく、「アーサーの隣りの席」を取ってくれるらしいという部分に私は大いに惹かれ、すぐに「ぜひとも、お受けしたい。宜しく」の旨をパスターマックに返信しました。
そして私の格闘技・プロレス観戦歴の中で一番、前の席で、この59歳で恐らく体脂肪率8%ぐらいの「脂肪ほとんど無し、刺青いっぱい」のカリスマ不良牧師と並んで堪能しました。
この項、続く。

おっさん、俺クリスチャンになるわ。
自分が18の頃ヤクザ六人引き連れてLAにやって来たアーサー・ホーランドに言ったセリフです。
学校休んで三日間行動を一緒させてもらったのは貴重な思い出です。
日本でアーサーに会った母が「息子が救われました」と泣いたそうで...
伏線は色々有ったのですがね。
あれから15年か...
投稿情報: Nobuhito | 2010/02/01 00:33
つまるところ、西成と岸和田だしな(笑)。
投稿情報: たしん | 2010/02/01 00:37