沖縄のKOTCで全13試合の大トリで登場したマモルは精度の高い打撃でフランク・バカを圧倒し、2R、チョークスリーパーで見事、初代KOTCジュニアフライ級王者となりました。
とにかく開始早々からマモルの目がタダゴトじゃなかった。
昨年10月のDREAMフェザー級グランプリ準決勝で所英男相手に高谷裕之が見せた凄まじい「目力」は記憶に新しいところですが、あの手の相手を射る「正面きっての睨み」とは異質の「集中し切った視線」をマモルは放射していました。
まさしく「集中力の光線/レーザービーム」。
1993年4月にブルーハーツのSTICKOUTツアーを観るために三泊五日で帰国したことがあります。
あの時のライブの「月の爆撃機」のイントロで梶くんのスティックがスネアに接地してない時も空気のうねりでスネアを叩いているかのような錯覚を私は憶えました。
その空気のうねりと梶くんの両腕の千手観音状態の両方が目に見えた気がしたのです。
あの時と同じ感覚で先週土曜のマモルの目からはフランク・バカに向けてレーザービームが「ビイーー」と放射されていました。
よく映画の中でロボットが視覚している映像が数字とアルファベットによるデータ解析とのオーバーラップの画像で表現されますが、まさしく、あんなカンジ。
チョークで仕留めるまでにパンチで二回、きれいなダウンを穫っていますが、いずれも肩の力が抜けて高い精度で打ち抜いた証明である、腰からストンと落ちるダウンです。
シュートボクシングでもタイトル射程圏内の活躍を見せるマモルのスタンドのレベルの高さは誰もが知るところですが、技術を裏打ちする、あの集中力を目の当たりにすると修斗二階級制覇のベテランの一流たる所以を体感した思いです。
それでもってマモルのセコンドも豪華でした。シューティングジム横浜の盟友、現・修斗ライト級世界王者、リオン武は頷けるとして、そのリオンと昨年五月のタイトルマッチで激戦を闘った佐藤ルミナもついています。
そして、この二人がケージサイドの私と目と鼻の距離で激を飛ばしています。
チーム・タックラーの金親、安西の両選手のセコンドが高坂剛、中尾芳広だったことは既に書きましたが、セミでトニー・ハービーを判定で下した朴光哲のセコンドはKrazy Beeの山本KID徳郁と山本篤の両名でした。
KIDは私の右4メートルぐらいの位置で何回も「とにかく顎、引けよ」と指示を飛ばしていました。

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