物凄く大きな意味のある大試合で選手がいつもと違う入場テーマ曲で入ってくると滅茶苦茶、沸くことがあります。
その代表的な例が2000年2月のリングス第一回KOKトーナメント準々決勝のヘンゾ・グレイシー戦に臨んだ時の田村潔司。
あれから10年、経ってしまったとは驚きです。
田村のテーマ曲は"Flame of Mind"といって、手拍子と田村コールが実にしやすい曲で、イントロの時点でかなり盛り上がります。
Uインターで干されてから1996年6月にリングスに移籍した田村ですが、KOKのヘンゾ戦の時点ではリングスの屋台骨であり、エースのテーマ曲は当然、会場に足を運ぶようなファンにとっては耳慣れた導火線でした。
しかし、全ての田村ファン、リングス・ファンの期待をこれ以上ない素晴らしいカタチで裏切って、田村がこの日、入場曲に使ったのは「UWFのテーマ」!
前田が立ち上げ田村が新弟子として入門しデビューした日本の総合格闘技の夜明け、新生UWF。
UWFの遺伝子を継承し誰よりも愛着を持って体現する田村のヘンゾとの待望の一戦を「UWF対グレイシー」として期待し、「ヒクソンに負けた高田の間接的仇打ち」と位置づけたファンの気持ちにストレートに答えた田村の選曲です。
私は、この入場は日本から送ってもらったWOWOWのビデオで観る前に図らずも週プロのレポートで読んで知っていたのですが、それでも鳥肌が立ちました。週プロで読んだ時も鳥肌が立ちました。
当然、出来れば、いきなりビデオでブチかまされたかったところですが、そうしたら心臓がぶっつぁけていたかもしれません(笑)。
とにかく爆発的に盛り上がり、日本武道館が揺れました。
ゲスト解説の糸井重里は「もう、これで今日は満足です」のようなことを言ってました。

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