敗者入場テーマ曲剥奪ルールによる「俺だけの長渕争奪戦」を観に行ってきました。
NJKF(ニュージャパン・キックボクシング連盟)の新年明けて初の後楽園ホール大会。
2009年度の各賞受賞のセレモニーもありました。
水道橋で降りるのは2002年2月以来、実に8年ぶりです。
メインに登場した藤原ジムの「闘う修行僧」前田尚紀は以前から応援している選手ですが、今回の目当てはセミの「心センチャイジム対岩井伸洋」一本です。
心センチャイジムの「ひまわり」、岩井伸洋の「一匹の侍」、負けた方は愛して止まぬ長渕剛の曲を入場テーマに使えなくなる、ほとんど人生否定のような過酷な特別ルール。
はっきり言って心センチャイジム選手は「名前は聞いたことがある」程度。岩井伸洋選手に至っては全く知らない選手。
その二人の試合を観に宇都宮から後楽園ホールまで片道トータル一時間半強かけて足を運んだ訳ですから、長渕の影響力たるや絶大です。
大体、足代がチケットより、ほんの少し安いだけだし。
私は元々、かなりの長渕ファンだったのですが、10年以上前にWOWOWが放送した大阪城ホールでのライブで、"Oh, yeah! Clap your hands!"と繰り返し叫んでいるのを目の当たりにした時、あれだけ日本語を大事にして「日本人よ、アメリカに溶けないでくれ」と連呼していた長渕が一体、何たること!?と憤慨し一気に嫌いになりました(笑)。
しかし、そういう愚直な好き嫌いは二十代の若気の至りというもの。なんのかので今は好きです。
さて「長渕争奪戦」。月並みな言い方ですが大会自体、熱戦続きで素晴らしい興行でした。今後、応援していこうと「目をつけた」選手も数名。
問題の長渕争奪戦はセミでしたが、選手入場の前の特別ルール説明のアナウンスに対する場内のリアクションを耳にすると、この「負けた方が長渕の曲を入場テーマに使えなくなる」という果たし合いルールを知らずに来ている人達が相当いたようです。
というよりも私がただ単に物好き過ぎるのかもしれません(笑)。
試合は当然、入場から陽炎が立つような気合いに包まれます。アナウンス自体、
青コーナーより、「一匹の侍」岩井伸洋選手の入場です。
赤コーナーより、「ひまわり」心センチャイジム選手の入場です。
とコールされました。一応、試合結果に関しては丸三日、経つまで書かないのが銀幕腕十字の方針なので控えますが、はっきり言ってベルトが懸かっても、あそこまでの気合いは入らないね(笑)。
極論ですが、勝って何かを得るよりも、負けて何かを失う方が、恐さが大きい分、精神的緊張感が高くなるのではないでしょうか。
私は視力だけは今だに異常にいいので後楽園ホールの特リン(特別リングサイド)(今回は二列目)に座っているとリング上の選手の目がよく見えます。
「燃えたぎる」っていうのは、あの両者の目だよ。

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