M. Night Shyamalan監督の"The Sixth. Sense"と"Unbreakable"の二本のフィラデルフィアを舞台とした映画でブルース・ウィリスは主演していますが、それ以前に、アメリカ生まれのイギリス人の鬼才、Terry Gilliam監督の"12 Monkeys"でも近未来のフィラデルフィアを舞台に大暴れしています。
"12 Monkeys"というのはテロリスト集団の名前で、この連中が1990年代にバラまいた病原菌が原因で近未来の生き残った人類は地下に潜って生活している、という設定です。
そして、未来の囚人、ブルース・ウィリスは、事の発端と12 Monkeysを調べ、出来ればオリジナルの病原菌サンプルを手に入れる事を条件に釈放され、タイム・トラベルで1990年代にやってきたり、報告のために未来に戻ったり、の行ったり来たりを繰り返すのですが、それはあくまでも設定にすぎません。
これは何と言っても、テリー・ギリアムの映画で、テリー・ギリアムらしさが詰まった本懐のような作品ですから、タイムトラベル、正気/狂気、幻覚、薬物作用、夢、と、ごっちゃごちゃになって訳が分からなくなります。それが普通です(笑)。
カルトな人気を誇る代表作、"Brazil"のスケールがデカくなったカンジです。
イギリス人がTerry GilliamとStanley Kubrickみたいなのばっかりだったらロンドンの街中、10メートル歩くうちにキョロキョロしまくって10分ぐらい、かかりそう(笑)。
「隠れた、ストーンズ・ファン必見の映画」という項で紹介しましたが、私の友人の日本人女性が若かりし頃にエキストラで、この映画に出演しており、ラスト近くにフィラデルフィアの空港で床に倒れたブルース・ウィリスを覗き込む数人のうちの一人で数秒の出演ながら、丸一週間、殆ど出番待ちで撮影現場で過ごし、一週間分のかなり、いい日当を頂いたそうです。
「あたし、女優だしい」とか抜かしてました(笑)。
空港のシーンはフィラデルフィア市内、チャイナタウンに隣接した立地のPennsylvania Convention Center内に巨大なセットを組んで撮影したそうです。
私にとって一番、強烈に印象に残っているのは、フィラデルフィアの東の端、ニュージャージーとの州境のデラウェア・リバーの内側を南北に走るフリーウェイ、I-95をアメリカ最古の動物園、Philadelphia Zooから解き放たれた動物達が大挙して南に爆走するシーンです。あれは圧巻でした。

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