かねてからの噂通り、DREAMは10月25日の大阪城ホール大会、DREAM 12で通常のリングでなしにケージを使用することを正式発表、完成予定図も公開されました。
八角形のオクタゴンはUFCが商標登録しているので六角形です。
カードはまず二試合、発表されましたが、一試合は「武人」、菊野克紀の試合です。かねてから希望していたエディ・アルバレス戦が実現の運びとなりました。
最初、数名の参加メンバーが決まっていてカードは発表されてなかった時点でDREAM 12のプロモーション映像を見た時、私は恥ずかしながら"CRESCENT"という英単語が「三日月」を意味するとは知りませんでした。
そして、"CRESCENT"の文字の後に、三日月蹴りで連勝街道を疾駆する菊野選手の映像が出て来た時、「金網に菊野はマジで似合うぞ!」と興奮しました。
今でこそ、UFCの大躍進と影響力で、金網が総合格闘技の試合場として世界規準と言われるようになり、ルールも整備されてメジャースポーツ化が進んでいますが、初期のUFCの頃は「死の覚悟」すらして入っていく場所でした。殺伐とした闘技場でした。
元パンクラスの高橋義生などはUFC参戦の渡米前、もしもの時のことを考えて部屋を片付けたといいます。
そういう場所では「試合」よりも「闘い」の出来る選手が映えます。
スポーツ・ファイターよりも武道家が似合います。
DREAMを統括する笹原圭一イベント・プロデューサーも菊野克紀起用の理由について、こう語っています。
「ケージの中で色んな選手が立つ姿を想像した時、空手の三戦(さんちん)立ちをしている菊野選手が面白いと思った」
同感です。
どうりで10月6日、横浜アリーナのDREAM 11に出るとばかり思っていた菊野選手の試合がDREAM 12にズレ込んだわけです。
笹原さんはセンスがいい。
青木真也と川尻達也がJ.Z.カルバン戦を乗り越えてDREAMの主役となったように、菊野克紀にとってのエディ・アルバレス戦は、自身のホームページのタイトルでもある"Road to HERO"の大いなる一歩となる関所のような試合です。そしてこれを突破すれば大晦日の"Dynamite!"出場が、怪我さえなければ確定。
DREAMの地上波放送は故郷の鹿児島ではないそうですが、大晦日の"Dynamite!"は全国ネットなので菊野選手の知名度が飛躍的にアップします。
それは菊野選手が力を注ぐボランティア活動にも大いにプラスに作用します。
ところで、菊野選手は試合中、笑っているように見える時がありますが、あれはインタビューによると本当に笑ってるんだそうです。
集中力の境地のようなものだそうで、こんなに強くて怖い相手と、こんなに素敵な舞台で戦えるというドキドキ感と緊迫感がたまらなくて楽しくて楽しくてしょうがなくて笑ってしまうんだそうです(笑)。
私のような、柔術の試合前に、こみあげてくる嗚咽を必死に我慢するような人間には到底、理解できない凄玉っぷりです(笑)。
強豪、アルバレス戦決定を報告する自身のホームページのブログには、
「また試合中に笑ってしまいそうです・・!」と書かれています(笑)。

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