身から出た錆は、これだけの苦しみをもたらします、という、ある意味、教育的側面のある映画は結構、沢山ありますが、私はビッグ2として、この二本を推したい。観たことのある人は思い切り頷くことでしょう。いい首の柔軟になります。
"Midnight Express"
"Fatal Attraction"
怖い!とても怖い!誰もが観賞後、品行方正を誓うであろう恐ろしさです。
"Midnight Express"は、イスタンブールに旅行で行った若いアメリカ人カップルの男の方が帰りに大量のハッシシを持ち帰ろうとして、とっつかまり、トルコの刑務所で生き地獄を見る話しです。
とにかく、持って帰ってこようとするハッシシの量がハンパじゃありません。それでもアメリカなら腕っこきの弁護士のやり方次第で、かなりヤワい刑を期待することも出来ますが、すべてトルコの流儀に従って裁判が進められます。
あれだけの量となれば、うまくアメリカに運び入れたとして、おそらくは商品としてサバくつもりでしょうから、償いもキツくなって当然ですが、「ここにだけは行きたくないな」という思いがトルコという国全体への敬遠になっていきます。
なんかの間違いで(例えば、土産物屋の中で見つけた逸品を手に持ったまま、外に展示してあるものを見ようと敷居の外に出たら、万引きと間違われたとか)、警察沙汰になり勾留されたら、こんな目に遭う可能性アリ、と考えてしまう訳です。
随分前に村上春樹がトルコから帰国した後のエッセイで、「もしも、トルコが外国人からのミッドナイト・エクスプレス的な印象を払拭したいと本気で考えるなら、街中の制服姿の人間達を減らすべきである」と書いていました。
確かに警察官と軍人で溢れたトルコを目にすれば、外国人旅行者の思考はミッドナイト・エクスプレスに直行するでしょう。
ちなみに、この映画は実話を元に制作されています。
"Fatal Attraction"は、出来心で浮気をした中年男の苦悩の日々を描いたAdrian Lyne作品です。
このエイドリアン・ラインという監督は常に、「こういう映画、わざわざ作んなきゃ駄目か?」と言いたくなる、男女のドロドロとした部分を撮り続けている監督です。この監督に関しては後でピンで書きます。
主演はMichael Douglas。
マイケル・ダグラスという人は、中流以上の安定した生活を送る中年が「困る」という役が多く、どれもバッチリ、ハマっています。

昨夜はどうも♪
マイケル・ダグラスが出演している映画のひとつ、“フォーリング・ダウン”という作品が面白かった。 あれも“中流以上の安定した生活を送る中年が「困る」”映画になるかな。 手にする凶器が“わらしべ長者”的にグレードアップしていくあたりは笑えたけど、ブチ切れて取り返しのつかない行動を次々と起こしていく主人公の姿が、なんだか自分とカブってるかも?と感じたりで、そういう意味では怖かった映画とも言える。
投稿情報: ヒロちゃん | 2009/09/26 05:25
今日は昨夜のことを思い出して、一日中、思い出し笑いしてたよ。
やっぱ、年とともに体重は増えてもノリは全く変わらないものだな。
"Falling Down"は、俺に言わせると、「離婚調停により子供に会いたくとも、なかなか会えない中年が暴走する映画」というジャンルだな。代表的なのは、デニーロとウェスリー・スナイプスの"The Fan"。
"Falling Down"は退職直前の老刑事、Robert Duvalも良かったねえ。
"I want skin on my chicken !"とか、いい台詞だよ(笑)。
あと、マイケル・ダグラスは"Falling Down"の短髪/眼鏡がよく似合ってるな。
投稿情報: たしん | 2009/09/26 07:22