似たような話しは聞いたことはありました。
しかし、ここまで剥き出しで見せられるとさすがにこたえます。
我が子が毎週土曜に通う日本語補習校の課題図書で、タイトルは忘れましたが、アジア各地で現実として捉え難い過酷な生活を強いられている子供達の取材をまとめたルポルタージュ本がありました。
タイトルかサブタイトルに使われていた一文は著者が取材した多くの子供達のひとりの「あなたの夢は何ですか?」という質問への答えです。
「大人になるまで生きたいです」
それほど、成人を前に死んでしまう子供達がたくさん、いるのだということです。
飢えて、売買されて、病に犯され、死んでいく子供達の話しが、これでもか、これでもか、と続きます。
本当に本当に可哀想で読みながら涙が止まりません。そして、なんとか、この子達を救って下さいと天上の神に祈り、同時に多くの親同様、この悲惨な状況/運命から我が子が免れている現実に感謝します。
「闇の子供たち」という映画は監督が阪本順治だから観ました。
そして、監督が阪本順治じゃなかったら、この作品の中に蔓延する「これは本当に人間が考えつくことなのか?」と正視できない世界を現実のものとしては捉えなかったと思います。これに近いことは現実にこの世で起こっているだろうけど、さすがに、これは映画だ、と。
しかし、私が絶対的な信頼をおく阪本順治が撮ったとなれば信じる。そして祈る。
天上の神よ、これはいくら何でも酷すぎる。筆舌に尽くし難い試練のもとに生きている子供達を癒し、その周辺の、もはや人間とは言い難い鬼畜の大人達を何とかしてください。
コメント