私は極太文字の超のつく「男はつらいよ」ファンです。
最近は出来うる限り、謙虚であろうと思うので、あまり言いませんが、若い時分には「男はつらいよの良さが分かんねえ日本人はニセ国際人だ!」と、うそぶいておりました。
DVD鑑賞の際も、お馴染みの主題歌をいっしょに歌わないと気が済みません。
さて、山田洋次監督も渥美清先生も、その他諸々、ひっくるめて(数名のマドンナを除いて)、「男はつらいよ」を愛してやまぬ私が昨日、齢40にして初めて聖地、葛飾柴又を訪れました。
ボリューム10の蝉しぐれと風鈴の音に迎えられ、駅前の寅さんの銅像や、帝釈天参道、草ダンゴなどを体感している間も、かなり感動していたのですが、「寅さん記念館」に入場して、あの主題歌のメロディーを耳にした時、不覚にも落涙しました。
持参していた、柴又出身の仕事関係の大先輩に頂いた「寅さん手拭い」を濡らしながら順路を進み、有意義な時を持ちましたが、館内上映の様々な名場面を観るうちに、全48作を観ている私が忘れ去っているシーンが結構、多いことに驚かされました。
例えば、炎天下、暑さにヘバリながら歩いてくる寅さんが電柱一本の影に自分の体をフィットさせて涼をとろうとするシーンなどは本気で大笑いしてしまいました。
そして、映画を観るだけでなしに、本の図解を見ても今一つ、理解できなかった間取りを、模型とセットの実物によって解明する大チャンス!と意気込んだのですが、どう頑張って眺めて見比べても私にはピンと来ませんでした。どうしても私には、おいちゃんの目線でタコ社長が横座りする場所の左の先が店の入り口と参道に思えてしまうのです。 そして、さくらの背の襖の向こうに二階への階段があるような気がしてしまうのです。 おそらくは、最初に観た時の思い込みから抜けられないのでしょう。
更に、お詫びと訂正をしなければなりません。
以前、「単純で力強い言葉」という項で三船敏郎先生の台詞を「好きだ!」と紹介しましたが、正しくは、「俺が行くなという訳は、惚れてるからだ!文句あるか!?」でした。
誠に申し訳ありません。お許しください。
残念だったのは、「今月の定休日」から、ちゃんと外れているのにも関わらず、何故か「矢切りの渡し」の運航がなかったことです。
そして勉強になったのは、駅から参道に至る道すがらにある、昔ながらの玩具とお菓子のお店で放映(?)していた力道山対デストロイヤーの試合でした。デストは、定石の四の字固めの入り方の他に、こんなに強引で泥臭いアプローチもしてたのか!と勉強になりました。
ちなみに、その試合は力道・最後の両者リングアウトではなく、力道のリングアウト勝ちのヤツでした。

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