私は「男はつらいよ」をこよなく愛しています。かつて、若さ故の高慢さで「男はつらいよの良さが分からない日本人はニセ国際人だ」などとほざいておりましたが、主題歌をいっしょに歌ってからでないと観始められないほどに強く愛しております。
これからもこのブログで「男はつらいよ」ネタは折りにふれ書くことと思いますが、今回は単純で力強い、ウルトラ感動的な台詞を二つ紹介したい。
「知床慕情」の三船敏郎先生の「好きだ!」
「寅次郎と殿様」の嵐寛寿郎先生の「ありがとう!」
とにかくストレートにKOされました。どちらも一秒たらずの台詞です。しかし「初めに言葉ありき」とか「言霊」とか、もろもろの価値観を感じてしまう強烈な一撃でした。
嗚呼、また観たい。追記:「知床慕情」の三船敏郎先生の台詞は私の勘違いで「好きだ!」ではなく、「惚れてるからだ!」でした。 申し訳ありません。未熟な「男はつらいよ」マニアです。

「こち亀」の作者秋元治氏との対談で、山田洋次郎が渥美清さんのこんな
エピソードを語っていました。
あれは44作目か45作目のときだったか、渥美さんが僕に言ったことが
あるんですよ。「朝、スタッフのみなさんに挨拶されて、それに笑顔で応えることさえ辛いんですよ。」
愉快な寅さんはいっぱい観ている筈なのに、何故か僕は47作目の寅さん、辛そうな表情で光男に必死で語りかけている、あの寅さんをよく思い浮かべます。
投稿情報: TMKZ | 2009/05/20 20:01
TMKZさん、ありがとうございます。
初めて、知らない人からコメントをいただいたぜ!と、一瞬、興奮しましたが、
このハンドルネームから察するに、「お茶を飲む時、右手の小指が天突く角度でピーンと上がる、寺島進・似のミーハー男か?」と思って、メール・アドレスを確認したら、やっぱりそうだった。
俺もね、48作よりも47作の寅さんの方が肌にツヤがなかったと思います。
投稿情報: たしん | 2009/05/20 20:29